こども教育学科の学生が中心となって活動している環境ボランティアサークル「グリーンキーパー」が西京極駅前の花壇に夏花を植えました。
「グリーンキーパー」は、年に2回大学のキャンパスと西京極駅前花壇に季節の花を植え、花壇の整備をしています。京都光華女子大学のキャンパスは、「グリーンキーパー」の学生が植えたきれいな花でいっぱいです。
今回、西京極駅前花壇に夏花を植えていると、地域の方が「きれいな花ですね」「光華女子大の学生さんですか。ありがとうございます。」と声をかけてくださいました。温かい言葉をかけていただき、汗をかきながら花を植えていた学生たちは、笑顔の花を咲かせていました。
みなさん、まど・みちお さんの詩を紹介します。
この詩の題名は何でしょう?
ない
今が今 これらの草や木を
草として
木として
こんなに栄えさせてくれている
その肝心なものの姿が
どうして ないのだろう
と 気がつくこともできないほどに
あっけらかんと
こんなにして消えているのか
人間の視線からは
いつも肝心かなめなものが
この詩の題名は「根」です。草や木にとって成長に欠かせない大切なものである根は隠れていて見えません。つまり、本当に大切なものは見えないところにあることが多い。さらに、大切なものは何か見ようとする心を持たなければ気付くことも見ることもできない、ということを考えさせてくれる詩であると感じます。人と人の関係においても同様のことが言えるのではないでしょうか。
京都光華女子大学では、目に見えない、見えにくいけれど本当に大切なものは何かを見ることのできる心を育てる教育を大切にしています。