10月7日、光華こどもひろばでは、絵本とおもちゃの専門店「百町森」より柿田友広氏を迎え、「おもちゃ講座」を行いました。
柿田氏はロングセラーの木のおもちゃ、子どもの絵本文学の紹介に取り組んで35年、わらべうたやおはなしの語りの会を開いたり、木のままごとセットをデザインするなど、子どもの遊び文化を大切に育んでおられる方です。
ちなみに店名「百町森(ひゃくちょうもり)」はくまのプーさんの住む町の名前です。
静岡駅から徒歩8分のところにあるお店から、たくさんのおもちゃを持ち込んでくださいました。
子どもたちの来場を待つ間、ままごとコーナーでは「にんじん」に見立てられるようにチェーンリングをつなげて用意しました。
参加してくれた子どもたちの様子を見守りながら、おもちゃのレクチャーを聞きました。
子どもは身の回りの経験をお人形をつかって再現します。人形遊びは女の子にとっても男の子にとっても大切な経験です。
例えばティッシュペーパーを次々と引っ張り出す子どもは、指先で「つまむ」ということができるようになって、つまむ動作をたくさんしたいのです。
そのようなときには、つまみがついた型はめパズルがお勧めです。
積み木は重心を感じながら安定する位置を確かめて載せていく構成遊びです。
柿田氏によるミニ積み木ショーを楽しみました。
ボランティア参加の学生が大喜びしたのは、カードゲームです。
コマをすすめては、追い抜かれ、カードを集めたり、同じものを合わせたり、思わず声があがりにぎやかに楽しみました。
親子の参加がいつもより少なかったのは残念でしたが、学生も教員も、実際におもちゃを見て手にして遊びながら、おもちゃが子どもの育ちを支えるものであり、良質なおもちゃを整えていかなければならないと改めて学んだのでした。