2021.11.12 こども教育の学び

授業紹介 図画工作 絵の具の活動

図画工作の授業で絵の具の活動を行いました。

絵の具を使った活動には、具体的な物を描く「描画活動」の他に、絵の具そのものを変化させて、現れる色や模様を楽しむ「モダンテクニック」という方法があります。偶然にできる模様や色の混じりあいを楽しみ、表現に活かします。

今回はこの「モダンテクニック」を使って、「オリジナルいろがみ」をたくさん作り、作った紙を切り貼りして、作品に仕上げました。

 

絵の具を紙につけて紙を折ってひらく「デカルコマニー」、ブラシにつけて網でこする「ブラッシング」、水に浮かべて模様をすくいとる「マーブリング」、箱に紙を入れてその上に絵の具をつけたボールを入れて転がす「ボール転がし」など様々な技法があります。

学生たちは、各技法にどんどんチャレンジして、現れる模様に「わぁ!きれい」「やった、うまくいった」「もう一回やりたい」と歓声をあげながら取り組んでいました。

たくさんできた色紙は、それだけでも美しいのですが、今回は模様からイメージを膨らませて貼り絵にしました。

 

モダンテクニックは、絵の具そのものを楽しむ技法ですので、幼児から楽しめ、保育現場でもよく行われています。小学校でも低学年の活動として取り上げられます。
大学の授業では、技法を身につけるとともに、その楽しさや魅力を知り、具体的な活動に活かせるように学んでいきます。

デカルコマニー作品 折ったところで左右対称になっています。
ブラッシング 霧のような色の点々がきれいです
マーブリング 水の流れが模様になっています
ボール転がし 転がす動きも楽しい技法です♪
できたオリジナルいろがみで楽しい作品ができました♬
一覧に戻る