2021.12.08 学生の活動

造形ゼミ卒業研究紹介①~遊びの中で指を動かして楽しむ布絵本 

大学の卒業研究ってどんなことをするのかな~?とお思いの方もおられると思います。
今回は造形ゼミの卒業研究を5回に渡って紹介します。
トップバッターは、布絵本の制作研究に取り組んだIさんです。

造形ゼミ4年生のIです。私は布絵本制作に取り組みました。                                        今回の布絵本は、日常生活で必要となる手の動き、指の動きを遊びの中で身につけて欲しいと思い作りました。全部で8ページ作った中で4つ紹介したいと思います。

1ページ目は、ファスナーの開け閉めができるようになるためのものです。子どもが親しみやすいようにうさぎにしました。ファスナーを開け閉めすることで口が開いたり閉まったりし、色々なうざきの表情も見ることができます。

2ページ目は、マジックテープを剥がしたりつけたりできるものです。1ページ目のうさぎに食べさせてあげられるように食べ物にしました。また、同時に食べ物の名前も覚えることができます。それに、食べ物の11つに綿を入れることで持ちやすく手触りの良いものとなっています。

3ページ目は、ボタン止めです。着脱の際必要になる場面が多くあると思うので、服のデザインにしました。

4ページ目は、スナップボタン止め・外しと紐通しです。スナップボタンの練習ができると共に作品を完成させる達成感、色組み替えるなどの楽しさもあります。また、はらぺこあおむしの絵本に出てくる果物を紐通しで使うことで、1つの物語ができると同時に指先の発達にもつながります。

今回布絵本を制作するのに子どもの小さな手で遊びやすい大きさ、手触り、親しみやすいデザインなどを工夫しました。遊びとして取り入れることで子どもから進んで取り組めるものだと思います。出来なかったことができるようになった時の達成感、嬉しさを感じてもらい色々なものに興味を持ってもらいたいと思います。また、子どもが感じた楽しさ、嬉しさなどを大人も一緒に布絵本から感じることができると思います。

ファスナーの開け閉めを楽しく
マジックテープで貼ったり剥がしたり
ボタン止め
スナップボタンとひも通し
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