保育実践演習では理想の保育園づくりを行っています。
その一環で、建築家の(株)コアー建築工房 上垣内寛先生 に「子どもの育ちを支える住環境・園舎」のテーマでご講演いただきました。
ご講演からは、日本の気候風土にあった素材で作ること、木素材のよさ、光・暗さ・風を感じること、季節の変化、回遊構造、子どもの視点、保育者の働きやすさも大切なこと、住育の取り組み…など多くのことを学びました。
各グループでは、学んだことを早速活かして園舎づくりに取り組みました。
また、発表会にもいらしてくださり、ご講評いただきました。
「保育室から園庭への動線を園児の発達をふまえて作っていますね」「ガラス戸を通して、調理室で働く人の姿を子どもが毎日見ることができますね」「さすが、よく勉強しておられます」、と各グループの園舎の良さを示すとともに、「立地から考えて、四季の木々の移ろいが楽しめます」「台風対策も考えなくてはなりませんね」など建築家ならではの視点でコメントくださりました。
園舎は、子どもを育てる重要な環境となっていきます。学生にとっては、これまでの学びをまとめながら、新しい視点で「保育園」を考える貴重な機会となりました。