昨年12月末にバレーボール指導の動画を撮影しました。この動画は、指導者を目指す大学生がバレーボールの授業を受ける際の視聴覚教材として使用することを想定して、個人のスキルを中心に様々な動作を収録するものです。
撮影のモデルは、国の代表選手・代表チームのコーチ経験がある方で、基本の動作を丁寧に実施してもらいました。撮影はカメラマンが行い、固定のカメラ、ハンディカメラ、ヘッドマウントカメラ(頭に装着して目線で撮影)、ドローンを駆使して、あらゆる角度から動作を撮影しました。1つの動作が終わるごとに撮影された動画を指導者同士で確認して、納得がいかなければ再撮影を行うことを繰り返しました。特にドローンによる撮影は私自身も初めてで、撮影された動画を確認すると、今までにはない角度から動作を分析できることが分かり、今後も大いに活用できると感じました。
大学のスポーツ実技の授業では、運動活動を通して上手な人の動きを観察して真似ることが技能習得や上達への近道となります。しかし、週に1回の授業では、せっかくコツをつかみそうになってもその感覚を忘れてしまう恐れがあります。そこで、予習・復習が大切になってきます。
この視聴覚教材は4月に完成予定ですので、自宅での予習・復習でイメージトレーニングが出来るように活用したいと準備を進めています。
体育・スポーツ科目担当 内田 和寿