図画工作Ⅱの授業を紹介します。
図画工作Ⅱの授業で、紙粘土を使って「想像のいきものをつくろう」という活動を行いました。
まず、どんないきものにするかアイデアスケッチをして、紙粘土で形を作り、乾いたら絵具で彩色しました。できた作品をそのいきものが「居そうな場所」に置いて写真を撮り、ロイロノートという学習支援アプリで共有してお互いに鑑賞しました。
この活動は、紙粘土の形が作りやすく、彩色可能という特徴を知ること、イメージを立体的に表現すること、置く場所によって作品の雰囲気が違って見える「鑑賞」の活動を行うことがねらいです。
例年は大学の図工室で作って着色し、大学の中で写真を撮っていましたが、今年は社会状況から、紙粘土を配布し、授業をオンラインで配信し、自宅で制作~撮影、オンライン投稿までを行いました。
自宅で制作することについて少し心配しましたが、みんな楽しんでくれた様子で、ユニークな作品がたくさん届きました。また、写真を撮る場所が、自宅の中でも食器棚やバルコニーだったり、コードが刺さっていたり、ぬいぐるみと一緒に…などいろいろ工夫されていて、作った「いきもの」が本当にそこで息づいているような雰囲気がよく伝わってきました。オンラインの相互鑑賞でも他の人の作品を見ることができて楽しかったようでした。
社会状況の変化とともに、学びの形も変わってきました。それぞれの題材の中で大切にしたい部分は守りながら、遠隔授業ならではの新しい発見もありました。