4年生に行われる「保育実践演習」は保育士資格のための科目です。
保育者として知っておいてほしいことを学びに、京あんしんこども館に行ってきました。
小児科専門医の先生から、子どもの発達に即した事故予防についてご講演いただきました。具体例を交えながら、発達年齢ごとに多い事故やその対策について学びました。
生まれてすぐの赤ちゃんの動きはその場に留まって手足を動かす「点」であったのが、寝返りをするようになると「線状」に移動するようになり、ハイハイするようになると面的」に、つかまり立ちが始まると立ち上がって「空間的」に…といったように動き方が変化するので、子どもの事故の性質も変わってくる、それぞれの時期に応じた予防策や対応が必要というお話しに、なるほど!と納得しました。
次のセーフティーハウス見学では、実際に子どもの視野を体験するブースや部屋の中で危ない所とその対策を示した展示がありました。
視野体験メガネをかけると、思いの外子どもは周りが見えていないことがわかり、保育者としてはお散歩の時に注意が必要であることが実感できました。
部屋の中の展示もコンセントカバーやドアや窓の指づめ防止、誤飲・誤嚥の事例展示など、保育室を整える際に参考になることがたくさんありました。
学生の感想です。
・子どもの発達を踏まえて安全な環境を整備していかなければならないということがわかりました。
・保育園や幼稚園は、大切な子どもの命を預かっている場でもあるので、保育者が気を配って、子どもたちの危険を取り除く必要があると思いました。
・少しでも危ないのではないかと思ったら、どのように防止すれば良いかを考えて行動に移す事が大切だと思いました。
・年齢によって手の届く場所が違ったり、興味のあるものは違ったりしてくるので、子ども一人ひとりの年齢や個性に合わせて防止策を考えることも必要だと考えました。
子どもたちが安心してのびのびと過ごすために安全な環境づくりに配慮できる保育者めざして頑張りましょう♪