授業で新聞紙を使って思いっきり遊びました。
新聞紙は、薄くて軽く、加工しやすいという紙としての性質と、大きくて、破れやすい方向性(紙の目といいます)が強く、文字や写真が印刷してあるという新聞紙ならではの性質をあわせ持っている魅力的な素材です。
そんな新聞紙をいろんな風に変化させて「遊びこむ」体験をしました。
まず、一人でできる活動として、紙を縦に手刀でサッと切る遊び、紙鉄砲、新聞ツリー作りをしました。新聞ツリーでは、「ホントにできるのかな…?」という雰囲気があったのですが、実際に伸ばすときれいに葉の部分が現れ、「やった!できた!すごーい」と喜び合っていました。
次に広い部屋に移り、みんなでできる遊びをしました。新聞紙を道のように並べて、その上を歩きました。分かれ道や飛び石のように並べるなど工夫して楽しんでいました。
その後、くしゃくしゃボール作り~投げて遊ぶ~広げて柔らかくなった新聞を帽子や服の形にして変身ごっこ~びりびり遊び…と続きました。みんなでびりびりとちぎった新聞を集めて海のようにして潜ったり、枯葉のように踏んで楽しんだり、お布団にして寝転んだり…と自由に楽しみ、最後にみんなで持ち上げて一斉に散らし、舞い落ちる様子を見ました。
活動終了後は「あ~楽しかった」とすっきりしたような表情が印象的でした。
一つの素材を変化させて、たくさんの遊びができることを経験した学生たち。きっと保育の場でも活かしてくれることでしょう。