4年生の授業です。数回かけて、幼児教育、保育の歴史を学んでいきます。その一回目には、F.フレーベルが世界で初めて開設した幼稚園での保育内容と、日本への導入について学びました。遊戯、お絵かき、生活体験、園庭遊びといった活動は、180年もたった今日の保育にまで受け継がれています。
フレーベルが創作した「恩物」を使ってグループごとに活動しました。「恩物」は物の形と原理を、体験を通して知るもので、今日の積み木遊びの原型です。幼児が遊ぶ恩物は、立方体から、直方体、三角柱が加わり、色板、棒、環、粒、で平面構成遊びのできる細かなものへと至ります。グループで作った形を、皆で展覧しました。
「就職試験の勉強で、名前は知っていたが、歴史のつながりがわかった」「恩物の種類を見て、自由に作ることができると思った」と感想を記していました。
次回は、京都市学校歴史博物館へ見学に行きます。