わらべうたは、子どもたちの遊びの中で自然発生的に生まれ、遊び継がれてきたものです。体を動かしながら遊ぶ、その動きに載せて歌います。言葉と動きがともにある歌で、児童文化財の中でも重要な位置を占めます。
感染症対策で制限ある時期には、授業で実際に歌うことは叶わなかったのですが、この度は久しぶりに遊びながら学ぶ機会を持つことができました。「あぶくたった?知らない!」という学生が多かったのですが、実際にしてみると、幼い日のわずかの記憶が呼び出されたのか、歌い、遊んでいました。
二人で調子を合わせてするわらべうた遊び、皆で手をつないでくるくる回る遊び、「たべてみよう」「むしゃむしゃむしゃ」「まだ煮えない」と問答形式の遊びを繰り返ししてみました。まりつきは今日ではゴムボールを使ってしますが、元々は日本のまりを突いていたことも学び、お手玉と共に日本の玩具にも触れて歌い遊びました。
笑顔で、仲良くなれたような時間でした。子どもたちと共に、歌い継いでいく保育者になってほしいと改めて願ったのでした。