学期末の午後、今年も、こどもの本とおもちゃの店「百町森」店主の柿田友広さんに来校いただき、おもちゃ講座「子どもの育ちを支えるおもちゃ」のテーマで学ぶことができました。
教室には、保育実習室のおもちゃ、柿田さんが持ってきてくださったおもちゃが並び、入室した学生から自由に遊びだしました。授業では、子どもの発達を学び、おもちゃで遊ぶ姿を動画で見せていただきました。そして、カードゲーム/ボードゲームを仲間と共に楽しみました。
学生の感想を紹介します。
・「見て」「考え」「触り」「引っ張る」といった流れが大切なのだと考えました。
・今日実際におもちゃに触れて、つまむ、たたく、落とす、ねじる、といった動きを発達させるものだと知りました。
・お世話をする相手が「ベビー人形」、自分の分身としているのが「友だち人形」であることがわかりました。
・授業の中で学んだ「恩物」の役割について理解することができ良かったと思いました。
・「ごっこ遊び」「構成遊び」「ルール遊び」「表現遊び」の分類で、保育室に出すおもちゃを選ぶとよいことに気づきました。
・光華こどもひろばにも、おもちゃがたくさんあって、子どもたちは楽しく遊べるなと思いました。
・おもちゃは、物事の仕組みについて気づける大切なものだと学びました。
・障害のある子にも、見える景色が広がるようにと三輪車のような遊具を与え、音のなるポンプのようなおもちゃを渡してあげるというのは、おもちゃのことを知っているからできることだと思いました。
環境を通して行う保育の、重要な道具となるおもちゃについて、学ぶ機会があることは、本学の特徴の一つです。同日のオープンキャンパス来場の高校生にも、この授業体験をしてもらいました。