2024.08.01 こども教育の学び

光華小学校での絵本の読み聞かせ活動

こども教育学科では2022年度より、国立青少年教育振興機構が認定する「認定絵本士」の資格取得ができる養成課程を開設しています。3年次に開講される「こどもと絵本Ⅰ・Ⅱ」の通年全30回の授業を受講して各課題に取り組み、単位を修得することで取得できる資格です。

今年度は絵本の読み聞かせの実践力を高めることを目的として、併設の光華小学校のアフタースクールに伺い、1年生を対象に読み聞かせに取り組みました。2人一組となって事前に絵本を選び、練習をしてから小学校に伺いました。これまでにも幼稚園・保育園で読み聞かせをした経験はありますが、小学生を対象にした読み聞かせを行うのは初めてで、どんな絵本に興味をもって聞いてくれるのかなどを考えながら選書をしていました。

この日は、「お月さまってどんなあじ?」(マイケル・グレイニエツ作・いずみちほこ訳、らんか社)と「きょうはなんのひ?」(瀬田貞二 作・林明子 絵、福音館書店)を選んでそれぞれ読み聞かせを行いました。

「お月さまってどんなあじ?」は動物たちがお月さまをかじって、味についての感想を口にすることで話が展開していきます。すっかりストーリーに入りこんだ1年生の女の子が、思わず絵本の前まで来てお月さまをかじっていました。

「きょうはなんのひ?」は、お父さんとお母さんの結婚記念日に小学生の女の子がいろいろな場所に手紙を隠して、お母さんがなぞ解きをしながらプレゼントに行きつく過程を描いた素敵な家族のお話です。各ページに書かれている女の子の手紙に興味を持って、子どもたちも一生懸命見ていました。

これからも幅広い年齢の人に絵本の魅力を伝えていってください。

読み聞かせの様子
私もかじってみよっと!
手紙には何て書いてある?
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