2024.08.15 こども教育の学び

基礎ゼミⅠの「初年次インターン」を紹介します

 京都光華女子大学こども教育学科には、「基礎ゼミⅠ」という授業があり、その時間を使って「初年次インターン」に臨んでいます。これは、入学してすぐの1年生がキャリアを意識した現場体験をしながら学ぶ機会です。

 

「事前学習併設の幼稚園と併設の小学校における現場体験事後学習」がセットになっているこの授業を通して、座学で学んだ知識を、現場体験を通して深く理解し、そこから生まれた気づきや新たな疑問につなげるといった発展的で深い学びを実現しています。このような一連の体験は、「社会人基礎力」にも含まれている「考え抜く力」の育成にもつながっていきます。

 

ここでは、光華幼稚園における英語活動に参加した時の様子を紹介します。

まず、事前学習の時間に、幼児期における英語活動について理解を深め、現場体験の時、どのような観点から子どもたちと指導者を捉えて理解するのかを各自が考えました。

現場体験の日には、本学科の田縁先生がプログラムの開発に携わった光華幼稚園の英語活動を体験しました。年長組の英語活動では、「Today is Monday」のレッスンに、年中組の英語活動では、「Pete the Cat I love my white shoes〜」のレッスンに参加しました。読み語り、歌、踊り、ゲーム、クイズ、などで構成された楽しい活動満載のレッスンでは、子どもたちと一緒に1年生のみんなも活動に入り、大盛り上がりとなりました。

事後活動では、子どもの年齢による発達段階の差を意識して、指導においてどのような工夫がされていたのか、子どもたちの反応はどうだったのかを中心に比較しながら、活動を振り返ってクラスで共有する時間を持ちました。

 

幼児期の発達においては、「遊びを通して学び、学びを通して遊ぶ」ことが重要とされています。異なる発達段階の子どもを対象にした2つのレッスンに参加し、実際の様子をみることができた今回の経験は、その意味を的確に理解して、指導者としての具体的なイメージを持つことにつながる有意義な時間になったことでしょう。

「初年次インターン」のために光華幼稚園に向かっています。
子どもたちは、集中して英語活動に取り組んでいました。
1年生のみんなも活動に入って、大盛り上がり!
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