幼稚園観察実習を終えた2年生の実習報告会を行いました。こども教育学科の全教員、そして実習幼稚園から園長先生や実習担当の先生にも参加いただきました。
まず、12の班に分かれ、心に残ったエピソードをお互いに聞きあいました。例えば、給食に出たうずまきパンを見て「なんでカタツムリなん?」と「なんで?」の質問攻めにあったこと、めざしのしっぽから食べるか、頭から食べるかという子ども同士の会話の盛り上がりに驚いたことなど、それぞれのエピソードから、学生が子どもたちの会話を味わっていたことが感じられます。幼稚園教諭の仕事は体力仕事だと身にしみて感じた学生もいます。朝、子どもを迎えるまでの準備にはじまり、子どもと思いっきり遊ぶこと、子どもの様子を見ながら机を動かすなど、フルに心身を働かせていなくてはなりません。そんなハードな中でも、鍵盤ハーモニカを弾いて練り歩き、園庭から子どもたちに入室を促すという先生の素敵な姿があり、憧れを抱いたという話も聞きました。また、子ども同士のけんかの際、どう対応したらいいのか迷った、という声も多々聞かれました。
全体会では、ご参加の先生方から実習のねぎらいと励ましのお言葉を頂きました。とりわけ、「幼稚園での仕事は忙しいですが、子どもたちといるとほっこりとさせてもらえることがたくさんあります」とのお言葉は、学生への期待に満ちたものでした。
実習園のご協力の下、こども教育学科となって初めての実習を無事終えることができました。さらに子ども理解を深め、保育者の働きを身につけるべく、今後も学外実習を行っていきます。