学生は幼稚園や保育所の実習で子どもたちと関わる経験を積んでいますが、親御さんと話す機会はそう多くはありません。子育て真最中の親御さんは、どんなことを考えながら我が子と過ごしているのでしょう。そこで、光華こどもひろばに参加してもらっている2組の親子に来校頂き、子育て交流会を行いました。子どもがおもちゃを触ったり、お母さんに抱かれたり、あちこちへ行き来して、みんなが温かなまなざしで見守る中、お話を伺いました。
無事に生まれてほしいと願い続けた日々、出産の様子、生まれてからの子ども中心の生活の様子、夜中ちょっとした声でも起きるようになったこと、笑っている顔を見たら嬉しいこと、ちょっと抱いてもらうだけで助かることなど、母親の思いをお聞きしました。また、子どもの機嫌が悪いとそれを受け止めるのにエネルギーがいること、やんちゃになってきたので辛いこともあると育児のしんどさも聞きました。
「びっくりした出来事は」「子育てをしていて、この旦那さんで良かったなあと思うことは」「お名前の由来は」「光華こどもひろばに来たきっかけは」「どんな子に育ってほしいですか」「もらって嬉しいプレゼントは何ですか」等、学生の質問にも丁寧にお応え頂きました。
学生へは「保育園や幼稚園へ入園するとき、親は手放す寂しさや不安を感じていると思うので、そのような思いをくみ取って子どもを迎えてあげて下さいね」というお勧めを頂きました。
ゆったりとした雰囲気で時間の流れた子育て交流会でした。保育者になろうとする学生の感性を揺さぶるひとときであったと思います。
この交流会は、「光華子育て支援かがやき隊」の支援を頂いており、右京区まちづくり支援事業の一環として行いました。