こんにちは、教員の辻野です。
7月の出張講義で、静岡市にある第一学院高等学校 静岡キャンパスにお邪魔しました。
授業のテーマは「回転寿司の情報デザイン」です。
情報デザインは、高校の「情報Ⅰ」で学ぶ内容です。
文部科学省発行の「学習指導要領解説 情報編」には、次のように書かれています。
ここで扱う情報デザインとは,
効果的なコミュニケーションや問題解決のために,情報を整理したり,
目的や意図を持った情報を受け手に対して分かりやすく伝達したり,
操作性を高めたりするためのデザインの基礎知識や表現方法及びその技術のことである。
回転寿司をネタにして、この情報デザインについて学ぶ授業です。
まず、情報デザインの実例を説明しました。
次に私が作成した教材を使って、実習をしました。
教材は、次のような名刺サイズの「寿司カード」です。
おもて面がお寿司のイラストで、うら面はその寿司ネタの「生きもの」のイラストです。
寿司カードは10枚で1組で、全員に配りました。
これを使って、実習をしました。
まずは、「おもて面」を使います。
各自で、お寿司のイラストを見て特徴を探し、見つけた特徴を使ってグループ分けをします。
人によって特徴のとらえ方が異なるため、全員が同じ分け方にはなりません。
高校生の自由な発想が発揮される場面です。
みなさんは、どうグループ分けをしますか?
次に、分けたグループはそのままにして、カードをひっくり返して「うら面」を使います。
お寿司の特徴で分けたグループを、別の基準を使ってさらに細かくグループを分けます。
こうやって、2つの基準を使ってグループ分けをして、表の形にまとめると、パッと見ただけでは分かりにくい特徴をあぶりだすことができます。
第一学院高等学校のみなさんは、ひとりひとり考えながら、カードを並べて整理してくれました。
みなさんの自由な発想を見ることができて、新しい発見がありました。
楽しく授業ができました。ありがとうございました!