こんにちは!歯科衛生学科・学科長の井上です。
未来の歯科衛生士を目指す高校生のみなさん、歯科衛生士のお仕事にどんなイメージを持っていますか?
お口の健康を守るプロフェ–ショナル、その活躍の舞台は日本だけじゃないんです!
私たちの学科では、世界に通用する視野を持った歯科衛生士を育てるため、海外での研修も行っています。
今回は、学生たちと一緒に行ってきた「韓国研修」の様子を、写真と一緒にたっぷりお届けします!
研修では、韓国の歯科医療の最前線を見学する貴重な機会がありました。私が学生たちに合流し、二つの施設を訪問しました。
まず訪れたのは、韓国でもトップクラスの規模を誇る「水原(スウォン)科学大学」。
キム・ソンスク学科長とユン・へジョン先生が、とびっきりの笑顔で温かく迎えてくださいました!

ここで私たちが特に印象に残ったのが、充実した実習環境です。
韓国では、歯科衛生士の国家試験に実技試験があります。
(実は、日本の国家試験はマークシート方式のみなんです!)
そのため、学生さんたちは1年生の時から、国家試験を想定した本格的な実習を繰り返し行うそうです。

ユニークだったのは「知の旅」がコンセプトの図書館!
入口には空港のように「IMMIGRATION(入国審査)」と書かれていて、中には砂漠をイメージした空間も!
「本を読むことは、知識の世界を旅すること」という素敵なアイデアに溢れていて、勉強がもっと楽しくなりそうですよね。

お昼には、私たちのために学生食堂でうどんとタコ焼きを用意してくださるサプライズも!
心のこもったおもてなしに、胸が熱くなりました。

午後はソウル中心部の「カンナムユレカ歯科医院」へ。
ここではスタッフの歯科衛生士さんによるスケーリング(歯石除去)を見学!

ヨ・インボム院長先生からは「何よりもまず、患者さんの気持ちに寄り添うことが大事」という、
歯科衛生士としての心構えを教えていただき、技術と心の両方を学ぶ素晴らしい一日となりました。

今回の研修は、専門的な学びだけではありません!私が合流する前、学生たちは韓国の文化にたくさん触れて、
視野を大きく広げたようです。
みんなでエプロンをつけて本場のキムチづくりに挑戦したり、最先端の韓国コスメを使ったプロのメイクアップを体験したり…
学生にはたまらないプログラムも満喫!
また、旅行ですぐに使える韓国語レッスンも受けたそうで、みんな積極的に楽しんでいたと聞いています。
そしてハイライトは、華やかな韓服(チマチョゴリ)に着替えての景福宮(キョンボックン)観光です!

最終日、空港ではずっとお世話になったガイドのパクさんとの別れが名残惜しくて、思わず涙ぐむ学生も…。
それだけ中身の濃い、心に残る旅になった証拠ですね。

こうした専門的な学びと異文化体験を通して、学生たちは歯科衛生士としての視野を広げ、仲間との絆を深めることができました。
