1.授業概要
私たちの身の回りには多くの化学物質が存在し、飲料水、食品にも多くの化学物質が含まれている可能性があります。本実験では、市販の食品や近郊の河川水を試料として、食品添加物の分析、河川水の分析、油脂の変質試験、ヨーグルト中の乳酸菌数の測定などを行い、食品衛生に関する知識を習得します。また、透析法、クロマトグラフィー、原子吸光光度法などの化学実験手法や微生物実験の基本操作について学びます。
2.授業の魅力
実験授業はともすれば学生から敬遠されがちですが、未知試料水を学生に与え、それが上流の河川水、下流の河川水、水道水のいずれの水かを実験値によりグループごとに判定させ、楽しみながら実験が行えるようにしています。また、試料に関しても自分の家から試料を持って来て測定する、というようなこともしています。例えば、自分の家の水道水の硬度を測定したり、使用済み油の劣化を調べるなどしています。このような取り組みにより、実験がより身近に感じられるようにしています。
担当教員:橋口 美智留 講師