こんにちは。
5月15日に開催されるオープンキャンパスでの健康栄養学科のミニ講義についてお知らせします。
皆さんには、食事を味わうときに大事にしている感覚はありますか?
食べ物を口にするとき、私たちは、味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚の五感を通して食べ物を認識すると言われています。
噛む力や飲み込む力が低下した人向けの食事では、必ずしも私たちが普段食べているものとは同じではなく、「ミキサー食」や「ペースト食」と呼ばれる、異なる形態のものでの提供とならざるを得ないことがあります。また、形態を変えることで、味わいも変わることがあります。
ミニ講義では、食品の見た目を変えることなく、やわらかく調理することができる電気圧力鍋「デリソフター」を使った「やわらか食」に関する研究について紹介します。
「デリソフター」を使用して作った「やわらか食」は、市販の総菜や通常の調理法で作った食事の「見た目」や「味」をほとんど変えることなく、歯ぐきや舌で潰すことが出来る固さに出来ます。
噛む力や飲み込む力が低下した人では、食欲が低下していることも少なくありません。見た目を同じにすることで、少しでも食欲の減退につなげることが出来れば良いなと思います。
実際に「デリソフター」で調理した食品の展示も行う予定です。
展示ブースでは、その他にも「高齢者体験グッズ」や実習がわかる実習風景などを展示し、本学科の学生による説明も行います。
皆さんのお越しを心からお待ちしております。