こんにちは!教員の原です☺✨
健康スポーツ栄養専攻で4年次に行う「臨地実習」についてご紹介します。
今回2回目は、2024年度の「障害者支援施設N」の実習報告内容をまとめました!
合わせて第1弾の報告(こちらをクリック→)もお読み下さい。
① 臨地実習の主な内容を教えてください🌸
「障害者支援施設N」では、献立作成、盛り付け、配送工程の理解など、多くを体験しました。
やわらか食やニュークックチルなど、利用者様に適時適温で食べて頂けるように工夫されていたことが印象的で、利用者様のことを思い浮かべながら取り組む、やりがいのある実習でした。
② 実習前にどのような準備をしましたか?🔪
施設の概要や調理工程、栄養ケアの内容を調べ、凍結含浸法(とうけつがんしんほう)や展開食の基礎知識も復習しました。
地域栄養相談に向けたスライドづくりでは、相手にわかりやすく伝える工夫としてイラストやクイズを使い、資料作成力も高めました。
伝える力と知識の両面を意識した準備を行いました。
③事前課題はどうでしたか?🌸
事前課題は、食材制限を考慮した献立の展開と、地域栄養相談で使用するスライドの作成でした。
使用できない食材を見極めたうえで、栄養バランスや彩りを保ちながら新たな献立を考えるのは難しかったですが、工夫のしがいがありました。
スライドづくりでは、内容をすべてひらがなで表記し、クイズやイラストを用いて楽しく学べる工夫をしました。
現場の方から「わかりやすい」と言っていただけたことが自信に繋がりました。
④実習中、難しいまたは大変だと感じたことは何ですか?🖋
展開食の献立作成では、使用できない食材の代替を考えながら、栄養バランスや味、見た目の彩りを損なわないよう工夫するのがとても難しかったです。
また、凍結含浸法を用いたやわらか食では、食材ごとに異なる酵素を使い分ける必要がありました。
盛り付けをさせて頂きましたが、小さな工程の一つ一つに注意が必要で、集中力と丁寧さを維持する大切さを理解しました。
現場の忙しさの中でも常に利用者様のことを第一に考えた行動が求められ、責任の重さを実感しました。
⑤新たな気づきはありましたか?🌸
見た目にも配慮した食事提供の大切さや、制限のある中でも工夫することの必要性を感じました。
また、厨房スタッフ同士の連携やコミュニケーションが、安全かつ効率的な業務の鍵になることにも気づきました。
食事づくりには、細かな確認と丁寧な作業が欠かせないとことを改めて感じました。
⑥ 実習中、うれしかったこと、印象に残ったことは何ですか?☺🌟
自分が提案した献立に対して、「工夫されていて良いね」と声をかけていただいた時はとても嬉しかったです。
さらに、地域栄養相談用に作成したスライドに「わかりやすくて楽しい」と感想をいただいたことも印象に残っています。
凍結含浸法によりやわらか食の見た目がそのまま残るよう調理されていたことに驚き、利用者様が食を楽しめる工夫の深さを感じました。
実習を通して、ただ栄養を満たすだけでなく、「心にも寄り添う食事」を届けることの大切さを学びました。
知識だけではなく、相手を思いやる気持ちが何より大切だと気づきました。
⑧ 後輩へのアドバイスをお願いします(*^^*)
臨地実習では、事前の準備と現場での姿勢がとても大切です。
まず、基本的な調理技術(包丁や盛り付けなど)は、普段から家庭で練習しておくと安心です。
特に展開食の献立作成では、制限のある中で「どう工夫するか」が問われるので、日ごろから多様な料理を見たり作ったりして、引き出しを増やしておくと良いと思います。
また、伝える力も大事です。
地域向けの栄養相談などでは、相手に伝わる言葉や資料の作り方を工夫する必要があります。
そして、何より大切なのは「自分から動く」こと。
わからないことはそのままにせず、素直に質問することが信頼につながります。
現場の方々はとても優しく、努力する姿勢を温かく見守ってくれますので、自信を持って積極的に学びましょう。
緊張もあると思いますが、利用者様の笑顔や感謝の言葉が、きっと大きな励みになりますよ! ☺✨
実習生を受け入れていただいた施設の皆様方、お陰様で大変有意義な実習を行い、栄養士業務を理解することができました。ありがとうございました!!!