2025.07.14

栄養教育論の授業紹介「子育て中のお母さんのストレス対処方法を考える」

こんにちは、皆さん!

 

今回は、管理栄養士専攻の「栄養教育論」の授業についてご紹介します。この授業では、実際の場面を想定したグループワークを通じて、学生たちが実践的なスキルを身につけることを目指しています。

 

最近の授業では、子育て中のお母さんが相談に来たという設定で、ストレスマネジメントに関するワークを行いました。

 今回、考えてもらったAさんの事例はこちら。(教材用のフィクションです)

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Aさん(30代・2児の母) 育休中。家事・育児に追われる日々。夫は仕事が忙しく、家事育児の協力は限定的。

Aさんは毎日、子どもたちの世話と家事に追われ、自分の食事は後回しになっている。朝は子どもの食事を優先し、自分はパン1枚だけ。昼は残り物やお菓子で済ませることも多く、夜は疲れてインスタント食品に頼ることもある。最近、体調不良やイライラが増え、夫との会話も減ってきた。今回、下の子どもの1歳半健診で保健センターに来た。

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 学生からは問題焦点コーピング(ストレッサーに対する問題解決や具体的な対処)として、時間管理の工夫や、デリバリーを利用すること、夫と分担を考えるなどのアイデアが出され情動焦点コーピング(ストレッサーに対する考え方や感じ方を変える対処)として、夫も忙しい中頑張っていると捉え方を変えてみることや、友人等と話すこと、育児はいつか終わると(自分に)言い聞かせる、好きなお店へ行ったり子どもと料理をしたりして楽しい時間を過ごしてみるなどのアイデアが出ました。

積極的に意見を出し合い、困っているお母さんのために真剣に話し合う学生さんの姿がとても頼もしかったです。

このようなグループワークを通じて、学生の皆さんは理論だけでなく、実際の現場で役立つスキルを磨いています✨

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