今日は橋元先生のご紹介をします。
① 大学生時代の過ごし方を教えてください。
わけあって、体育大・教育大で過ごした私の学生時代は、極端です。
体育大時代、幼少期に始めた新体操を続けるためだけに強豪大学へ進学しました。部員120名の中でレギュラー選手はたった約10名。寝ても覚めても新体操漬けの毎日で、早朝練に始まり夜は寮の点呼前ギリギリまで練習、深夜は寮内でランニング・・・授業以外は踊るか減量かにフォーカスした生活でした。いつでもジャージ、オシャレも化粧も必要なし、試合や合宿等の遠征以外で生活圏外へ出た記憶もありません。笑
教育大時代、特に体育・スポーツ分野におけるコーチングを学びました。それまでの自分があまりに限られた場所で生きてきたもので、この機会に住む世界を広げようと、可能な限り様々な経験をしました。自然学校(小学校5年生の宿泊研修)の指導補助員やキッズキャンプリーダー、塾講師や家庭教師のアルバイト、ボランティア・・・20歳の時、初めて海外へのひとり旅も(その後、11カ国。記録更新中・・・おすすめはフィンランドとボリビア)
その間コーチングの勉強も兼ねて新体操は自力で。所属を立ち上げコーチもつけず、何が課題か・どこまでできるか自己分析・評価を楽しみながら全日本インカレにも出場しました。
② 先生のご研究 (現在のご研究、卒業研究テーマetc…)について教えてください。
上記のような経験を積む中で、沸々と高まってきた興味関心が現在の研究・探求テーマに繋がっています。
1)ヒトの美しさとはなんなのか
ヒトの運動特性と認知制御において「美しさ」がどのような構造を成しているのかを解明することを目的に、スポーツ科学と感性工学の分野で研究しています。
動作の質的・量的情報を分析しながら、評価者の印象評価を元に「どのような動きをヒトは美しいと感じるのか・評価するのか」を探っています。
将来的には、審美スポーツでの競技者育成・採点プログラムへの応用や、ロボット工学とのコラボレーションを目標にしています。
2)教科教育(保健体育)の分野で、子どもの体力・運動能力の向上に資する教材や教授法の開発
現在は特に、ICTを活用した体育科の学習プログラムに着目しています。ヘルスマネジメントやヘルスプロモーションの能力を高める為の、モーションキャプチャやウェアラブルデバイスを用いた健康情報の可視化を探っています。
③ 健康栄養学科を目指す高校生へメッセージをお願いします。
専門職を目指すということは、その領域のプロフェッショナルになる覚悟と努力が必要です。また、それなりの時間と労力を要し、時には試練にぶつかることもあるかもしれません。
大学という場所には、共に学び高みを目指す仲間と、あなたの夢を全力で応援する教職員のサポート体制があります。是非、あなたの「なりたい自分」に向かって一緒に歩みましょう。
橋元先生、ありがとうございました?健康栄養学科には魅力的な先生がたくさんおられますので、ぜひオープンキャンパスにも遊びに来てください。次の開催は3月20日 (金・祝)です♪