目標11「住み続けられるまちづくりを」
人間健康学群の学びは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の実現にも強く関連しています。本ブログでは、以下の目標11「住み続けられるまちづくりを」との関連についてご紹介です。
概説
持続可能な開発目標(SDGs)の目標11は「住み続けられるまちづくりを」です。この目標は、都市化の進展に伴う課題に対応し、すべての人々が安全で健康的な生活を営むことができる都市を目指します。具体的には、住居の改善、公共交通の拡充、緑地や公共スペースの確保、災害に強いインフラの整備、都市計画の持続可能性向上を含みます。
人間健康との関連
安全で持続可能な都市は、健康に大きな影響を与えます。良質な住居環境は、感染症や呼吸器疾患のリスクを減少させます。公共交通の整備は、健康的な移動手段を提供し、交通事故の減少や大気汚染の改善に寄与します。緑地や公共スペースは、心身の健康促進に役立ちます。災害に強いインフラは、災害時の健康被害を最小限に抑えます。
人間健康学群での関連授業科目
授業科目:「まちづくりデザイン」
授業テーマ: 地域課題の課題解決、地域の魅力向上を目指すまちづくりを理解する
授業の概要:「まちづくり」は多義的な言葉です。ビルを建てたり橋を架けたり再開発をするときに使われたり、住民が取り組んでいる内容を指したり、福祉サービスを提供するときに使われています。本科目では、まちづくりの「当事者が主体的に、よりよい生活を送れるために行動するプロセス」の側面に焦点を当て、基礎的な学習と知識の習得を目指します。日常的にまちづくりに関心をもち、自分ごととして取り組むための動機づくりを行います。
文責 酒井浩二