目標14「海の豊かさを守ろう」
人間健康学群の学びは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の実現にも強く関連しています。本ブログでは、以下の目標14「海の豊かさを守ろう」との関連についてご紹介です。
概説
持続可能な開発目標(SDGs)の目標14は「海の豊かさを守ろう」です。海洋資源の持続可能な管理や海洋生態系の保護、海洋汚染の削減などが重要な取り組みです。目標14の達成には、海洋保護区の設立や持続可能な漁業の推進、海洋ごみの削減など、幅広いアクションが必要です。
人間健康との関連
健康な海洋環境は、海産物を通じて栄養摂取を支え、食料安全保障を促進します。また、海洋の豊かな生態系は医薬品や化粧品などの生物多様性に依存する製品の源泉でもあります。海洋汚染や過剰漁業などの問題は、人々の健康と生活に直接影響を及ぼします。目標14の達成は、海洋に依存するコミュニティの生活状況を改善し、健康促進に貢献します。
人間健康学群での関連授業科目
授業科目:「地域と環境」
授業テーマ:環境破壊に至った経緯と、現在の状況を正しく理解し、持続可能な社会の在り方を提案できる。
授業の概要:自然界と人類の営みの矛盾から生じた環境問題を学ぶために、この授業ではまず、世界に衝撃を与えた事例(温暖化、砂漠化、生物多様性の崩壊など)を写真や映像等を使いながら提示します。次に、このような環境問題が起こった歴史的経緯を学ぶと同時に、このままの状況が続くことによる未来の環境影響を考察します。さらに、地域、特に国土全域がホットスポットに指定されている日本の環境問題(森林崩壊、ごみ問題、固有種の絶滅など)に焦点を当て、その環境の歴史と現状を理解します。環境問題を「わがこと」として捉え、未来の自分と私たちの子孫のために、地球環境に対して正しい行動をとるための基本となる知識と考え方を習得することを目的とします。
文責 酒井浩二