2024.07.08 人間健康学群での学習・生活

社会福祉法人向陵会様のご講義

2024年7月4日(木)4限目の基礎ゼミ2で、講義題目「障害をどう理解するか 障害ある人をどう支援するか ~向陵会の取組み~」で、社会福祉法人向陵会の職員様にご講義頂きました。ご講義内容は、1.障害をどう理解するか、2.向陵会の活動、3.光華の先輩の仕事内容、の3点についての講義でした。

「1.障害をどう理解するか」については、知識や正解を示した講義でなく、以下のような問題提起をしつつ、ご職務体験などを踏まえた一つの見解を講師の先生が紹介されました。
・障害がある人は「かわいそう」な存在なのか?
・「差別はなくならない」から仕方ないのか?
・障害は個性か?
ご説明の際に、Dear future momのYoutube動画もご紹介されました。
また、「障害」について、医学モデル(疾病など個人の健康上の問題)から社会モデル(段差のあるお店に車椅子で入店できないなど参加と環境の社会的問題)へ、またさらに人権モデル(自分の人生を自分で決めて生きる権利)への変遷について説明されました。

「2.向陵会の活動」として、基本理念「共生」のもとに6つのサポート「いきる」「はたらく」「むすぶ」「たのしむ」「くらす」「のばす」活動について説明されました。具体的な活用内容として、生活介護事業、就労継続支援A型・B型、地域生活支援、相談支援、健康支援、児童通所支援など、詳しく紹介されました。向陵会の活動のYoutube動画も紹介頂きました。

「3.光華の先輩の仕事内容」では、1日の施設での業務や、レクリエーション、調理活動、フェスタ運営などの活動内容、福祉のやりがいなどについて、本学の卒業生の仕事状況を詳しくご紹介されました。

人間健康学群では、本ブログのように社会福祉関係の選択科目があります。また、食・栄養、心理、運動などの選択科目もあります。人と社会の健康を支援できる人になるために、健康に関する多領域の専門を学び、本ブログのように専門家の方をゲストスピーカーにお招きしてご講義頂いています。

文責 酒井浩二

一覧に戻る