2024年11月17日(日)に、パナソニックEXLで以下の内容で学会発表しました。
酒井 浩二2024 近距離モビリティ(電動車椅子規格)WHILL「ウィル」のサイドミラーによる後方確認の検証.電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎研究会、HCS2024-58, pp.16-21
持ち時間は、発表20分間、質疑10分間となります。発表後、以下のような大変貴重なご提起、ご質問等を頂きました。大変参考になりました。
・電動車椅子の試乗時にサイドミラーを確認する場面は、後方から自転車が来ないかの確認、電動車椅子で進路変更する場合など
・サイドミラーの確認は、進路変更などしっかり後方を確認する場合と、前進時に少し後方を確認する場合で、必要な情報の内容・量が異なる
・高齢者などサイドミラーによる後方情報の把握・判断は難しい場合が想定される。後方情報をデジタル・音声で提示や、サイドミラーのように電動車椅子の左右でなく真ん中に設置など、情報提示の仕方の工夫が考えられる。
・電動車椅子が歩行者で混雑している歩道を走行している場合、歩行者にとっても危険を感じる。歩道での電動車椅子と歩行者との共存を考えると良い。
今後も、電動車椅子ウィルの試乗実験を通じて検証していきたいと考えています。
文責:酒井浩二