京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース 人口減少社会と超高齢社会に関する学生レポート

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人間健康学群での学習・生活

人口減少社会と超高齢社会に関する学生レポート

私は、本学のキャリア形成学科の専門科目「ロジカルシンキング」を担当しています。授業内容は、自著「伝わる! ロジカル文章術」の内容に基づき講義しています。

科目の15回分授業のうち前半は、クリティカルリーディング、10個の質問&回答、マインドマップ、ロジックツリー、マトリクス図解などのロジカルシンキング技法を修得します。15回授業のうち後半は、前半で修得した技法を活用し、共通テーマ「人口減少社会および超高齢社会をよりよくする実施策を提言し、その有効性を論じる」で受講生がレポートを作成、提出しました。

以下、受講生のレポート題目の一部をご紹介します。

・高齢者のデジタル機器活用のための交流会の提案
・介護サービスの人手不足解消の提案
・まちぐるみの体験教室毎月実施化の提案
・高齢者の雇用期間の長期化
・超高齢社会の孤独死をなくす・改善するためには
・男性への育児休暇給付金付与の増額化の提案
・企業内保育所の設置
・介護施設の働き手不足を助ける外国籍労働者
・高齢者の認知症検診の定期化実施策
・ロボット技術による介護支援の対応策

全受講生のレポートを匿名で1枚のpdfファイルにまとめ、受講生どうしが参照しあいました。授業後の振り返りコメントとして、「他の受講生のレポート見るのは参考になる」「共通テーマでも、多様な分野・観点で改善課題を見いだせて視野が広がった」「超高齢社会、人口減少社会は他人事でなく今後も続く問題で今後も深く考えていきたい」などありました。

超高齢社会、人口減少社会でいかに個人の生活と社会の仕組みをよりよくするかについて、本学の人間健康学群でも健康に関する多様な専門アプローチから学び、考え、実践していきます。

(文責:酒井浩二)