京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース オープンキャンパスでの咀嚼力チェックガム体験

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教育研究②:食・栄養

オープンキャンパスでの咀嚼力チェックガム体験

人間を含む生物にとって、食は生きていくうえで不可欠です。人間は、柔らかい食べ物も固い食べ物も摂取して、栄養のバランスを保っています。その際、食べ物をしっかり噛んで飲み込むことが重要ですが、加齢により咀嚼力が低下しがちです。咀嚼力が低下すると、歯ごたえのある食べ物を回避する傾向となり、栄養のバランスが偏りがちとなり、その結果、筋肉量、脳血流、認知機能などが低下し、多様な疾患につながる可能性があります。

2022年度のオープンキャンパスでは、口腔衛生のミニ講義「噛むことの重要性」(中木直子先生)の中で、株式会社オーラルケアの「キシリトール咀嚼チェックガム」(リンク)を使い、受験生のみなさなに咀嚼力チェックを体験頂きました。このガムは、60回噛むだけでガムの色の変化により咀嚼力を判定でき、子どもから大人まで利用可能です。ガムの体験を通じて、自分の咀嚼力を理解頂くと同時に、噛むことの大切さや、咀嚼力を健康維持するための乳児期から老年期までの口腔衛生の重要性について、五感を通じて認識を深めて頂けたのではと考えています。

口腔衛生は、発話や人間関係の形成など、身体的だけでなく心理的、社会的な健康維持のうえでも重要であり、本学の人間健康学群で口腔衛生についても学びます。

(文責:酒井浩二)

ミニ講義「噛むことの大切さ」