京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース 「予防」による健康づくり

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教育研究③:健康生活

「予防」による健康づくり

人は誰しもが病気になりたくない、回避したいと考えていると思います。病気になれば、病院等で治療を受けますが、病気・治療は苦痛を伴い、時間・お金を要し、周囲の人にも心配をかけます。病気は誰しもが完全に回避できませんが、「予防」の知識・実践で病気をできるだけ回避させることができます。病気の予防は、図のように、以下の0次予防から3次予防に分けられます。

0次予防:個人が健康的な生活習慣への意識を高めて継続しやすい環境、社会をつくる。例:社会参加しやすいコミュニティやサロンを創る、など。
1次予防:個人が健康的な生活習慣を継続する。例:食事、運動、睡眠など健康的な生活習慣の継続、など。
2次予防:すでに発症している病気を早期発見・早期治療する。例:定期的な健康診断を受け、要治療の項目が見つかればすぐに来診する、など。
3次予防:治療中で再発防止や症状の進行の抑制、早期の社会復帰を目指す。例:がん治療、リハビリテーションなど。

人間健康学群では、人がなるべく病気にならず、自分らしく豊かな生活を送るための自助、共助、公助について、つまり、特に0次予防と1次予防に関する研究教育を重視しています。この予防に関しては、人間健康学群2年次の必修科目「公衆衛生学」で詳しく学びます。

文責:酒井浩二

0次予防から3次予防の概念図です!