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玉置妙憂先生のご講演がありました

みなさん、こんにちは!
木々の葉っぱが散り、冬らしい景色が深まってきましたね。
京都の初雪がまだですが、これからますます寒くなってきそうです。。
みなさまも暖かくして、体調にはお気を付けくださいね。

さて、先日、「看護師」であり「僧侶」である、玉置妙憂先生にお越しいただき、2年生・1年生・学外の方を対象に、緩和ケアについてご講演いただきました!

玉置先生は、「まずは、あなたのコップを満たしましょう」の著者であり、今年、クローズアップ現代にも出演されました。病院の外科病棟で看護師をされていましたが、ご主人の死をきっかけに出家して僧侶となられ、台湾で「スピリチュアルケア」について学ばれ、現在は臨床宗教師として人々の心の声を聴きながら寄り添い、地域でご活躍されています。

講義の中では、ご自身の経験や、少子高齢化・多死時代という日本社会の現状と、病院から在宅医療へ急速に移行している医療現場の現状を踏まえながら、生きているすべての人が必ず迎えることになる「死」についてのお話をして下さり、死について向き合い、真剣に考える機会となりました。

死について考えることがタブー視されている風潮がある中、緩和ケアを受けられる方は、それまで生きてきた生活の中で大きく切り離されてきた「死」というものが、急に目の前に明確な期限となって現れてくる、という体験をされます。

看護師として、その方たちの魂の声を傾聴できるか。
改めて、京都光華女子大学の仏教精神に基づく慈悲の心をもって、目の前の人々に関わっていくことが大切だと感じた講演会となりました。

玉置先生、ありがとうございました!