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成人看護学実習(慢性期)

皆さん、こんにちは!

暦の上では春立ちましたが、変わらずの厳しい寒さが続いています。いかがお過ごしでしょうか?
看護学科3年生の領域実習も残り一か月となりました。今日は、実習生インタビューの中から成人看護学実習(慢性期)の様子をお知らせしますね。


Q 成人看護学(慢性期)実習はどうでしたか?感想をお聞かせください。
・個別性の看護が必要な実習でした。
・病気と共に生活している人たちが対象になるので、生活者という視点で看護を考えていきました。
・高齢で認知機能の面からも、自分の病気を理解するのが難しく、自己管理できない人もいるので、その人に合った方法を考えなければなりませんでした。
・病棟看護師だけでなく、退院支援看護師や理学療法士、言語療法士など多職種でチーム医療していました。
・退院後の生活に合わせた指導が必要でした。
・生活習慣病は早期からの予防が必要だなと思いました。

 

Q 成人看護学(慢性期)実習の学びを教えて下さい。
・病気と共に過ごしていく患者さんに対してどんな看護が必要なのか、セルフケア能力の向上や個別ケアの重要性について学びました。
・退院後の生活を考えて、受け持ち患者さんはどこまで自己管理できるのか、どんな指導が必要なのか、その人に合った方法を見つけていくことが大切なんだと思いました。
・自己管理ができなくても、できる部分を見つけて指導していくこと、ピンポイント指導が必要だということを学びました。
・受け持ち患者さんが自分の病気のことやこれからの生活のことをどう考えているのか聞けて、高齢者の方の思いや不安が実感できました。
・患者さんの考えや生活スタイル、意思を尊重した関りが必要だということを学びました。

Q 成人看護学(慢性期)実習の難しさや、実習中にしんどかったことはありますか?
・患者さんに指導するには、自分自身が病気のことや患者さんのことについてもよく理解していないとできないので、そこが難しかったです。
・言語的なコミュニケーションが難しい患者さんを受け持ち、自分が会話できないことへのストレスや焦りを抱えていたと思います。
・患者さんのQOLというものを考えたとき、自分が考えたケアと合ってないような気がしました。
・実習期間が3週間と長かったので疲れました。
・自立している患者さんで生活援助がなかったのですが、ずっと患者さんの部屋で話しを聞くのもどうかと思い、かといってナースステーションは看護師さんが忙しくされているので、居場所がなくてしんどかったです。

Q 成人看護学(慢性期)実習中に楽しかったこと、嬉しかったことはありますか?
・患者さんの昔話やいろんな話が聞けたことです。
・自分が作成したパンフレットを喜んでもらえたことです。
・実習の最終日に「ありがとう」と言ってもらえたことです。
・看護師さんに褒めてもらえたことです。

Q 最後に、看護学科を目指される方へメッセージをお願いします。
・成人看護学実習は3週間と他の領域よりも実習期間が長いのですが、患者さんとゆっくり関われます。患者さんの話を聞きながら援助していると、患者さんとの関係性ができていくのが実感でき、自分の看護の振り返りもゆっくりできます。成人看護学実習の慢性期では、個別性の看護について学べますよ。

成人看護学(慢性期)実習を終えた3年生の皆さん、実習のことを教えていただいてありがとうございます。病気を抱えながら生活している慢性期の患者さんに対して、個別性のケアの重要性が学べたのですね。皆さん、本大学で先輩たちの経験を参考に頑張りましょう!