皆さん、こんにちは!
夕方からは涼しくなり、秋の気配を感じるようになりましたね。
本学科は9月から3年生の領域実習が始まりました。
一部の施設ではコロナの影響で臨地実習から学内やオンライン実習に切り替わりましたが、スケジュールや内容を工夫しながら進めています。
そこで、今日は老年看護学実習Ⅰ(介護保険施設実習)のオンライン実習の様子をお伝えしますね!
初日はzoomでのオンライン実習でした。
学生さん達も教員もZoomでのオンラインに慣れてきたのか、入室状況やスケジュールの進み具合も比較的スムーズでした。
午前中は実習目標と照らし合わせたスケジュールや記録の書き方などについての説明があり、臨地実習で必要となるカンファレンスの進め方について講義を聞いたあと、イメージしやすいようにカンファレンスのDVDを視聴しました。
午後からは、高齢者とのコミュニケーションが円滑に進むように、本学の言語聴覚専攻の先生方の研究結果の動画を視聴し、高齢者の難聴と話し方のコツについて詳しく理解していきました。他学科と連携しながら学習が深められるのも本学の特徴です。
認知症の高齢者とのコミュニケーションについては、「バリデーション」という方法をDVDから理解していきました。認知症の方の徘徊や言動にも意味があるのです。
介護保険施設と看護師の役割については、今までの授業を振り返りながら講義でさらに理解を深めていきました。
2日目は、実習全般に役立つDVD「初めての実習ガイド,基礎編」で、学生さんの身だしなみや患者さんへの挨拶、コミュニケーションの図り方、個人情報保護などについて再確認し、実践編DVDから介護老人福祉施設実習の状況や注意点などを学びました。
映像を通して施設の状況や対応方法などを学ぶと、学生さん達は実習のイメージがつきやすいようです。
3日目~4日目は、生活史インタビューを通して高齢者の方とコミュニケーションを図っていきました。コロナの影響でインタビュー方法は電話やzoomでしたが、学生さん達の気づきや学びは大きかったようです。
生活史インタビューは実習記録としてまとめ、記録を通して高齢者の生活や自身のコミュニケーションについて振り返りました。
高齢者の加齢的変化に着目すると問題点に意識が向いてしまうようですが、生活史を聴くことで、その人が得意としていることや興味のあることなど、生活をしていく上での個人の「強み」を発見できたそうです。
生活史インタビューを通して、高齢者とじっくりと向き合えた経験は、これからの実習に必ず役立つことと思います!
看護学科を目指す皆さん、入学してからの大学生活がイメージしやすいように、これからも実習の様子を伝えていきますね。