皆さん、こんにちは!
寒くなりましたね。いかがお過ごしですか?
今日は3年生の精神看護学の領域実習の状況をご紹介します!
精神看護学実習を終えた学生さん達に実習状況について尋ねると、精神症状がある人とのコミュニケーションや信頼関係、援助についての学びを教えてくれました。
病気によって気分の落ち込みやムラがある患者さんとのコミュニケーションについて担当した当初は戸惑いを抱えていたようですが、看護師さんや教員の助言を得ながら日々の実習を重ねるごとに、言葉以外の関りの中で患者さんとのコミュニケーションが円滑になり関係性もよくなったそうです。
具体的にはどんな関りだったのでしょうか?
「患者さんの好みのレクレーションを一緒にしたり、患者さんの症状に合わせて、食事や排せつ、着替えなどの生活援助を見守ったり一部介助で行ったりしました」
「患者さんの世界や言葉を理解するというよりも、気持ちに寄り添えるように聴く姿勢を大切にしました」
「患者さん自身のこだわりは私には分からないけど、こだわりが安心感につながっているということを理解して関わりました」
自分たちが聞きたいこと知りたいこといったスタンスではなく、患者さんの気持ちを尊重し、患者さんの状態に合わせて生活援助をしていくことで、コミュニケーションや関係性が構築できるようになったのですね。
また、学生さんたちには以下のような気づきもあったそうです。
「患者さんが安心できる居場所を作ることが大切だと思いました」
「信頼関係の第一歩は患者さんの辛さや苦しみを分かろうとする姿勢なのかなと思いました」
「精神疾患の有無に関わらず人との距離感の大切さに気づきました」
「患者さんとのコミュニケーションは言葉だけではないことを実感しました」
精神看護学実習を通して看護をする上での気づきも多くあったようですね。実習を終えた学生の皆さん、近況報告ありがとうございました。
看護実習は看護技術の習得だけでなく、看護の心を養うための貴重な学習の場にもなり、学生さんにとっては自己の看護感を形作る重要な時間です。
看護学科に入学後は一年目から基礎看護学実習が始まります。先輩たちのこうした実習の声も参考にしながら入学後をイメージし、共に頑張っていきましょうね!