2024.09.17

卒論ゼミ『葛野の鐘:わたしと図書館』?

こんにちは。母性看護学の山下です?

卒論ゼミの4年生は夏休み期間中に卒業研究のデータ収集と分析を頑張っています。

そんな学生を見ている中で、以前「光華女子大学図書館報:葛野の鐘『わたしと図書館』」に寄稿した内容を思い出したので、抜粋して以下に紹介します。

ちょっと難しいかもしれませんが、皆さんの学習の仕方やネットリテラシーにも通ずるものがあるので読んでみてください?

また図書館にも興味を持ってほしいと思います?

 

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私は「卒論ゼミ」において、学生に「文献検索」「研究論文クリティーク」を課題提示している。自身の疑問や興味に関連する論文をデータベースにて検索し、抽出された論文について要約・批評するものである。本学図書館からは医中誌、CiNiiなどにアクセスできる。講義ではデータベースを紹介し、検索方法、論文取り寄せ方法を演習し、「司書さんに『この論文がみたい』と相談するといいよ」と伝えている。課題に熱心に取り組む学生がほとんどであるが、レポートをみると、自身の疑問とは別に、ネット上の論文を安易に使用している様子も見受けられる。一般的な検索エンジンを使用し、たまたま閲覧できた論文をダウンロードして課題を行い、中には要旨を論文とみなして提示したものもあった。過去には“医師のつぶやき”を引用文献にしようとした学生もいた。話を聞くと「疑問がないので提出さえすればよい」「取り寄せるとお金と時間かかる」「疑問とあまり関係なかったけど、まあいいかと思った」とのこと。何かを突き詰めて考え解決しようと思えば、お金と時間、労力がかかる。試行錯誤したからこそ、わかることもある。学生には、図書館や書店に足を運び、様々な本をブラウジングして、疑問をもつ心を養ってほしい。さらに図書館の持つ機能(データベース、ネットワーク、図書館司書)を活用し、「まあいいか」と妥協することなく、自ら疑問を解決する能力を身につけてほしいと思う。
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京都光華女子大学図書館

https://webetc.koka.ac.jp/use/toshokan/

図書館報「葛野の鐘」

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