京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 学生スタッフによるミニ講義リポート~8/5「気持ちを汲み心に寄り添う―スクールカウンセラーの仕事―」~

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学生スタッフによるミニ講義リポート~8/5「気持ちを汲み心に寄り添う―スクールカウンセラーの仕事―」~

8月5日(土)に行われたミニ講義「気持ちを汲み心に寄り添う―スクールカウンセラーの仕事―」のリポートをお届けします。

ミニ講義の内容はもちろんのこと、心理学科の学生が授業を通じて学んでいること・感じていることについても書いてくれていますので、ぜひご覧ください(^^)

★学生スタッフによるミニ講義リポート★
今回は、「気持ちを汲み心に寄り添う―スクールカウンセラーの仕事―」と題して、スクールカウンセラーをされている徳田仁子先生によるミニ講義が開催されました。

はじめは教師とスクールカウンセラーの違いについてです。教師は児童や生徒を「集団」として把握し、外界への適応を重視しています。一方、スクールカウンセラーは「個人」として把握し、ひとりひとりの個性を尊重します。どのような感情・情動を持ち悩みの状態にあるのか、内界にある欲求や葛藤を共感的に理解していくそうです。

次に「怒り」についてです。徳田先生はスクールカウンセリングを通して、現代の子どもたちには「怒る」ことが難しいのではないかと気になされていました。怒りは自己主張の一つであり、自分を守るためにあります。大切なのは怒らないことでなく、怒りに支配されないこと。怒りに支配されると怒りは暴走を開始し、必要以上に相手を傷つけてしまいます。この暴走した怒りは、自分を守るためでなく、自分を正当化するために使われると徳田先生はおっしゃっていました。

この学科では今回のミニ講義のように、私たちが抱く「感情」について知ることができると思っています。それを知ることによって、怒りや悲しみなどの感情の対処方法がわかる気がします。私は気持ちが楽になったり、悩みが軽くなったりします。何より自分がわかることがとてもうれしいです。
まずはオープンキャンパスに遊びに来てみてください!お待ちしています!

(心理学科2年生 Y)