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教員コラム

グループワーク

新年度になって早3か月が経ちました。前期の授業も残すところ約1か月。あまりに時が過ぎるのが早すぎて、ついカレンダーを二度見してしまう今日この頃です。

さて、今年度、私は4年ぶりに1年生の担任になりました。入学当初は少し緊張気味だったクラスのみんながあっという間に大学生活に馴染んでいき、その適応力に感心するばかりです。

担当する1年生科目の「心理学基礎演習Ⅰ」は「大学での学び環境に適応する」というテーマで授業内容が構成されており、「グループワークの方法と体験」として3回分の授業が充てられています。先日、その一環としてある課題を実施しました。この課題はグループのメンバー全員が協力して取り組まないと答えがでない課題解決型のものです。まずは、ジャンケンでグー、チョキ、パーに分かれてチームを作り、課題に取り組みましたが、予想以上に答えを出すのは難しくて、1回の授業では完成しませんでした。制限時間内でできたところで終わってもいいのですが、今回は達成感を得ることを重視して、次の授業でも継続して行いました。みんな真剣な様子で(かつ結構楽し気に)ワイワイと意見を交わしながら課題に取り組んでいました。最終結果、なんと全チームほぼ正解でした。

ひとりでやると気が滅入りそうな課題でしたが、力を合わせてやると頑張り続けることができ、そのうえこれだけ完成度の高いものになるのかと改めてチームワークの力を実感しました。

今回は授業内でのことでしたが、勉強、サークル、バイト、仕事など、全部同じことだと思います。1人では頑張り切れない気がするときも、仲間と一緒だと乗り切れるような気がします。

つらいことやしんどいことに立ち向かうときには、だれかと一緒に頑張ってみてはいかがでしょうか。

礪波 朋子(2018年6月28日)