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教員コラム

第一回公認心理師試験体験記

先日99日(日)に、第一回公認心理師試験が実施されました。全国の大学が会場となりました。筆者も受験しに行きました。

筆者の受験会場は近畿大学だったのですが、駅について電車から降りたとたん、同じ受験生と思しき方々で駅がいっぱいになり、大学への道をぞろぞろと行列で歩いていきました。お昼ご飯は各自持参することになっていたのですが、道中にあるコンビニは、いくつかあったにもかかわらず、すべてのお店でレジに行列ができていました。もちろん皆さん、受験生。この試験の規模の大きさを実感しました。

この日はずっと降ったりやんだりのお天気だったのですが、大学に着くまでに、にわかに激しく雨が降ってきました。なんとも厳しい道のり・・・。そもそも、まさかこの歳(アラフォー)になって受験生になろうとは、夢にも思っていませんでした。受験勉強なんて、いつ以来だろうか。しんどい。学生の皆さんはこんな思いをしているのだと、思い知らされたというか、遠い記憶がよみがえったというか・・・。

試験は午前10時~12時、午後13時半~15時半に分かれてあり、それぞれ77問の選択式で、マークシートで解答する形式でした。幅広く心理学の知識や、公認心理師の仕事と考え方、それに関連する制度、法律などを問う問題が出題されていました。

開始1時間すると退室してもよいことになっており、出て行かれる方もちらほら。筆者は全然余裕なく、時間ぎりぎりまで必死でマークを塗りつぶしておりました。

終わってほっとしましたが、なかなか体力的にきつかったです。集中力を長時間持続させるというのは疲れるものだと改めて思いました。でも昔はもうちょっと大丈夫だったような・・・。

公認心理師はまだまだこれからの資格と思いますし、心理に関わる仕事ということ全体がどういう方向に向かっていくのか、これから手探りで進んでいくということかと思いますが、ともかく第一歩が踏み出されました。

今西 徹(2018920日)