京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 犯罪発生状況と護身術を学びました

ニュース

教員コラム

犯罪発生状況と護身術を学びました

 本学は、京都府右京警察署と地域の安全・安心等に関する協定を締結しています。この協定は、それぞれの持つ専門分野を活用して相互に連携し、地域の安全・安心及び双方の業務・教育の充実を目的としています。

 「犯罪者プロファイリング演習」に、右京警察署の方に来ていただき、お話を伺った後、受講生全員でワークをしました。お話は、右京区内の犯罪発生状況、女子大学生が被害者となりやすい「痴漢・盗撮」の発生場所と防止策などに始まり、犯人の思考と行動に展開していきました。電車内、自宅マンションといった犯罪のおきやすい場所でのケースを取り上げてのお話は、リアリティと強い説得力にあふれていました。

 その後、護身術のワークに移りました。先生は、柔道着でのご登場です。受講生と同年代の女性警察官が被害者役、犯人役は柔道着姿の方です。いきなり腕を捕まれた場合、後ろから羽交い締めされた場合などを想定して、護身術を披露して下さいました。受講生は2人一組になり、ワークを体験しました。写真入りの護身術パンフレットまでいただきました。

 犯罪者プロファイリングとは、FBIによれば、犯罪行動の分析に基づいて犯人の性格特徴や行動特性を識別する手法です。今回のお話とワークは授業内容と深く関連し、今後の学びの拡がりや深まりをもたらします。次週からの授業では、犯罪者プロファイリングだけでなく、事件リンク分析や地理的プロファイリングを取り上げます。基礎知識を身につけた後、ストーキング事件などの論文を輪読します。

 

竹西正典(2018年10月18日)