平成31年２月９日ハートンホテル京都にて心理学科の２年生研修を行いました。まず、就職支援センター吉川さんに心理学科の就職状況と今後の活動スケジュール他をお話し頂きました。最近、採用試験にグループ面接を取り入れる企業が多く、グループ内でコミュニケーションを取ること、自分から話しかけることの大切さなどを教えて頂きました。就業力とは「あきらめない力」であるとの言葉が印象に残りました。３年生３月頃からの就職活動には紆余曲折があると思いますが、就職支援センターの就職対策講座などを活用しつつ、相談しながら諦めずに取り組んでほしいと思いました。

次に現在キャリア生活を歩き始めている３人の先輩に経験から学んだことを話して頂きました。４年生のＩさんは、インターンを含めて就職活動を行った経緯の中で「自分として譲れないこと」を軸にしたと語りました。大学院生のＴさんは試験勉強に使用した書籍を紹介しながら大学院の学習について話しました。就職１年目の卒業生Ｙさんは、しばらく採用人事のなかった事務部門で採用された自分の就職活動をふり返って、幼い頃から身近にあった「大切にしたいこと」を具体化した経験を話してくれました。本日話してくれた先輩はいずれも自分の道を最初から決めて一直線に進むというよりは、様々な経験の中でその場の状況を取り入れて考えながら（悩みながら）進む作業をしてきた人たちで、着実な手応えと存在感が感じられました。

　昼食時4月から始まる専門ゼミで交流した後、午後からは女性キャリア支援センターの藤谷さんと久永さんにキャリア教育講座を行って頂きました。キャリアについての基本的考え方の他、お辞儀や敬語の仕方、メールや封筒の書き方など実習を交えながら教えて頂きました。マナーとは相手に対する思いやりであり、それが隅々まで行き届いていることが居心地よい場を作ると感じました。

　本日は来春から３年ゼミ担当以外の先生方にも自分自身のキャリアについての考え方をお話し頂きました。皆さん自分自身の中で「何が好きで何を大切にしたいか」という共通の視点を持ち、長い人生の中で人と出会い、仕事と出会い、その経験を大切にされていることがとても印象に残りました。今日学んだことを糧にして「かっこいい大人になろう！」と宣言したいと思いました。　　　　　

徳田仁子（2019年2月12日）