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学生の活動

卒業論文・卒業研究発表会

1年間で最も寒い大寒のさなか、例年、発表会が開かれます。4年間の学びの集大成を一人10分で発表します。今年のテーマは、血液型ステレオタイプ・かわいさの社会的意味・少年非行・被害者支援など、社会心理学や犯罪心理学に関するもので多岐にわたります。ベルの第一鈴で発表は始まり、8分で終了予告の第二鈴、10分で終了の第三鈴がなり、発表は終了します。ゼミでの練習では、「プロセス」を「プロレス」と言ってしまうなど冷や汗ものでしたが、本番ではどうでしょうか、緊張感に包まれます。

 聴衆は、4回生、3回生のゼミ生と教員です。ゼミ生たちは、発表集を見ながら発表を聞き、各発表にコメントを書いていきます。4回生はゼミでの2年間を思い出しつつ、それぞれの実りに対する思いを綴っていきます。3回生は初めて聞く研究テーマや内容にコメントすることになるので、集中力を維持しつつ文章を書き上げていきます。

 練習の成果あってか、全員、時間内に無事終了することができました。開放感、達成感があふれる瞬間です。4回生は満面の笑顔です。かたや3回生は、未だ、緊張から解き放たれていないように見えます。これから自らの歩む道を知り、卒業研究への思いを高めているのでしょうか。まもなく立春です。4回生は社会人として羽ばたく準備をし、3回生は卒業研究と就職活動に取りかかります。新しい一年の始まりです。

                竹西 正典(2020年1月29日)