授業紹介

言語聴覚障害学総合演習 (3年後期)

この授業では、ことばに障がいがあり、コミュニケーションが困難な方々を支援するために用いる道具や機器について学びます。病気や事故の後遺症などで、「声が出ない」「発音が上手くできない」状態になった方々は、手が使える場合は文字を書いて意思を伝えることができますが、手の動きにも障がいがある場合は、文字を書くこともできません。そんな場合に、透明な50音の文字盤を使って意思を伝達する方法があります。伝えたい内容について、文字を一つ一つ視線で追うと、向かい側にいる相手が視線を見ながらどの文字かを読みとります。このような方法は「代替コミュニケーション」と呼ばれます。その他にも、パソコンなどを使って意思伝達を行う方法についても学びます。