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授業紹介

1年生後期「基礎ゼミ」の振り返り

大学は春休みに入り、4月に新入生を迎える準備を進めています。

入学が決まった方は、大学生としての生活に期待と不安の入り混じった気持ちで過ごされているかもしれませんね。

本学では、大学での学習の導入として、言語聴覚士を目指すための基礎的な能力を身につけることを目的に「基礎ゼミ」という科目を設定していますが、今回は1年生後期の基礎ゼミの内容を振り返ってご紹介します。

言語聴覚専攻では、1年生後期にはじめて臨床現場を見学する「一日見学実習」があり、後期の基礎ゼミにはその準備となる内容が多く含まれています。

まず、後期の前半には「言語聴覚士の支援を受けた失語症の方の話を聞く」「臨床現場で活躍する言語聴覚士の話を聞く」「相手(患者さん)の話を聞く練習」というプログラムを行いました。

このプログラムのなかで、言語聴覚士と患者様との関わり、言語聴覚士の仕事の内容の実際をより現実的に理解し、またコミュニケーションをとる際の言葉遣いを実践することで、見学実習に行く心構えを養いました。

その他に、「ビジネスマナー」「お礼状の書き方」など、社会人としての基礎的能力を身につけるプログラムも行いました。

そして、見学実習を終えた12月には、現場で言語聴覚士と協働する管理栄養士・歯科医師のお話を聞く機会を設け、専門の異なる職種と言語聴覚士との連携がいかに必要とされているかというお話を伺いました。

後期の終わりには、グループごとに言語聴覚士が関わる障害について調べ、発表するプログラムを実施しました。

見学実習の経験や、他職種からのお話を聞くことにより、言語聴覚士という職業の理解をより深めた上での発表となり、1年間の成長を感じる内容となっていました。

昨年入学した学生も、4月からは2年生となって後輩を迎えます。

京都光華の言語聴覚専攻は、先輩から後輩へ経験を伝え、つないでいける環境づくりに努めたいと考えています。

「言語聴覚士の支援を受けた失語症の方の話を聞く」

「臨床現場で活躍する言語聴覚士の話を聞く」

「相手(患者さん)の話を聞く練習」

「他職種の先生(管理栄養士)の話を聞く」

「他職種の先生(歯科医師)の話を聞く」