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学生ブログ

卒業生リレーエッセイ⑧

1)言語聴覚士を志望した理由

 私は最初から言語聴覚士を目指してなった訳ではありません。母が看護師をしており、将来は医療職に就いて人の役に立つ仕事をしたいという漠然としたイメージはありましたが、明確な目標がありませんでした。
 自分は将来何になりたいのか、何が自分に向いているのか、わからないまま高校3年生になり、“なんとなく”看護学科のある大学を目指すようになりました。しかし“なんとなく”が影響したのか、受験した看護学科は全て不合格。神様に導かれたかのように、言語聴覚専攻に合格しました。
 そして大学に入学してから言語聴覚士の魅力について沢山学び、実習によって自分の将来像がイメージできるようになりました。今では、あの時看護学科に合格しなかったことが、自分にとってかえって良かったとも思えます。

2)京都光華女子大を選んだ理由

 私は長野県の雪が沢山降る田舎で生まれ育ちました。そのため、小学生くらいの時から、大学に行くなら都会がいいなと思っていました。
 祖母が京都出身ということもあり、京都での生活に憧れがありました。そして、高校2年生の頃から母と一緒にいろいろな大学のオープンキャンパス(以下OC)に行くようになりました。光華のOCでは、勉強しやすい環境や充実した設備、学生の皆さんや先生方の雰囲気など、全てが素敵だなと思いました。
 そして決め手となったのは、学食の美味しさです。食べることが好きな私にとっては1番のポイントでした。

3)大学在学中の、教員や先輩・後輩との関わりについて

 京都光華女子大学の特徴として、先生や先輩後輩との距離が近いという点があります。毎年3~4回の先生との面談や、テスト前には先輩がテストのポイントを教えてくださる勉強会など、心配なことや不安なことなどはすぐに相談することができます。
 各学科に学生のために開放されているコモンズという空間があります。わたしは実習前や国家試験の前などにコモンズを利用し、先生や先輩にわからないことなどを積極的に聞くようにしていました。そして、先生や先輩から助けていただいたように、後輩が困っていることがあれば声をかけてあげるなどして、下の代に繋げていくことを大切にしていました。

4)国家試験の勉強について

 大学受験の反省から、早めからの対策が重要だと考え、1年生の頃からできることをしていました。専門科目のテスト勉強では自分なりにノートにまとめ、4年生になったときに国家試験の勉強に役立つよう工夫していました。
 本格的な国家試験の勉強を始めたのは4年生になってからです。分野別で過去問を説き、自分で解説できるくらいまで何度も同じ問題を解くようにしました。難しい言葉が出てきたらわからないままにせず、教科書で調べたり先生に聞くなどして、付箋にまとめてテキストに貼り付けていました。早い時期から計画的に勉強することで、余裕を持ち勉強ができると思います。

5)言語聴覚士の仕事の魅力について
 言語聴覚士は、様々な患者さんと接します。担当する患者さんの数だけ出会いがあり、臨機応変に対応する力やコミュニケーション力が必要で、決して簡単な仕事ではないと思います。ですが、患者さんの回復していく様子や、笑顔に励まされることも沢山あります。日々の患者さんとのコミュニケーションが、仕事への活力となることもあります。
 退院された患者さんと元気な姿で外来で会ったりすることも、やりがいを感じる瞬間です。

 

「先輩たちと」カレンダーを持っているのが本人

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