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卒業生リレーエッセイ⑨

1)言語聴覚専攻を志望した理由
 志望のきっかけは、高校の先生からの紹介でした。初めから、言語聴覚士を目指していたわけではありません。中学生の頃、看護師になりたく、大学に看護学科のある京都光華高等学校へ進学しました。
 しかし、気分はコロコロと変わり、将来の夢は「家庭科の先生」になりました。家庭科の先生を目指し勉強を頑張っていましたが、学力不足で受験を断念せざるをえなくなり、担任の先生に勧められたのが言語聴覚専攻でした。
 当時の私は、光華高等学校に通っているにも関わらず大学に言語聴覚専攻があると知らず、ましてや言語聴覚士という仕事すら知りませんでした。そこからネットで調べたり、オープンキャンパスへ参加したりしているうちに、自分に向いているのではないかと思い、言語聴覚専攻への進学を決めました。

2)勉強とアルバイトの両立について
 勉強とアルバイトの両立は可能です。大学生になったらしたいこと、と言えば「アルバイト」ですよね。私自身、入学してから卒業3カ月前までずっとアルバイトをしていました。
 1、2年生の間は学校が終わってから、寿司屋でアルバイトをしていました。3、4年生になると専門科目や実習が増えるので、バイト先をパン屋に変え、学校が始まる前の時間にアルバイトをしていました。朝起きるのは大変ですが、慣れてしまえば一日が有効に使えておすすめです。
 勉強とアルバイトの両立は大変で、時には授業中うとうとすることもありましたが、後で勉強しようとせず授業内でしっかり理解しようと心がけたり、アルバイトのない日や通学の時間に勉強したり、工夫すれば大丈夫です。

3)学Boooの活動について
 私が、学Boooで得たことは、他学科、他学年で気軽に話せる人ができたことです。学Boooとは、勉強と部活を合体させたような課外活動です。
 私は、「レインボープロジェクト」と「オレンジサポーターズ」で活動していました。「レインボープロジェクト」とは、色んな学科の人が集まり、お互いの学びを共有し合う活動です。
 「オレンジサポーターズ」は、高齢者や障害のある方でも食べやすい和菓子の開発への参加や紹介をする活動です。どちらも参加して共通して言えることは、自分の学び+交友の輪が広がることです。「レインボープロジェクト」では他学科の方との交流の場になり、「オレンジサポーターズ」では嚥下(飲み込み)機能についての学びや他学年との親睦を深める機会にもなりました。

4)その他、大学生活で印象に残っていること
 印象に残っているのは先生方と行く山登りです。言語聴覚専攻では、春と秋に自由参加の山登りがあります。私はもともと体を動かすことが好きで、欠かさず参加していました。
 参加することでリフレッシュや体力作りにもなりますし、先生と話す機会にもなるので、相談ごとや、分からないことの質問がしやすくなります。当時は、山頂で食べる弁当とポテチを楽しみに登っていました。
 おかげで今でも、休日に星を見に山登りしたり、ハイキングやピクニックへ行くなどアウトドアなことが好きです。

5)高校生へのメッセージ
 大学生活はとっても楽しいですよ。本当に楽しいですよ。実習や授業は大変ですが、仲間と体力さえあれば乗り越えられます。本当に言語聴覚専攻でいいのかなと悩んでいる方もおられると思います。
 光華のいいところは、4年制大学を卒業して言語聴覚士の受験資格が得られることです。言語聴覚士の免許を取っても取らなくても4年制大卒で就職活動ができることはメリットかと思います。私自身、一回国試に失敗しており、就職に悩んだときに、4大卒の枠で一般の就活ができることはとても心強かったです。結局私はもう一度国家試験を受け、今現在言語聴覚士として働いています。
 私は、唯一「女子校を選んだのは失敗したな~」と思いますが、光華で過ごした4年間は最高に楽しかったです。ぜひ、充実した大学生活を送ってください。

趣味のハイキング

学生時のポンポン山ハイキング