2020.10.07 学生ブログ

卒業生リレーエッセイ⑩

現在の仕事内容
  私は京都市内の回復期リハビリテーション病棟で勤務しています。主に脳血管障害の患者様に対して高次脳機能障害の評価や訓練、構音訓練等、嚥下が難しい患者様に関して評価や訓練、食事介助、食形態の指導を行なっています。また、一般病棟も併設している為、内科や整形疾患の患者様にも嚥下評価のオーダーがあれば介入させていただきます。
 また、病院全体としては1年目の頃に3ヶ月に1度症例発表会があり、先輩方にアドバイスを頂ける機会があります。学術発表にも力を入れており、先日は京都のオンライン学会にて発表させて戴きました。初めての学会発表は準備も長く収録はとても緊張しましたが、1人の患者様としっかりと向き合うことができ、やり遂げた時はSTとしての成長や達成感を感じることができました。

臨床実習の内容
 私は現在勤務している病院で4週間、聴覚分野の施設で4週間実習をさせて戴きました。病院実習では失語症の患者様を担当させて戴きましたが、4週間の間に失語症状が良くなっていくのが目に見えて分かり、リハビリの素晴らしさを実感し、STになりたいと改めて思うことができた貴重な期間となりました。
 聴覚分野での実習は手話や指文字が使えなかったため、上手くコミュニケーションをとることができないことや、病院と違い着目する点がわからず悩んだ事が多かったです。実習先に先生が来てくれた際は安堵感から泣いてしまったこともありました。しかし、聴覚分野でのSTの役割を感じることができ、貴重な経験になったと感じています。

大学でのサークル活動について
 私は4年生になるまでの3年間、軽音楽部に所属していました。他学科の同期、先輩や後輩とバンドを組み、学園祭や定期演奏会でのライブ演奏を行っていました。夏には長野県で合宿を行ったりと楽しい思い出がたくさんできました。
 大学でサークルに入って本当によかったと思っています。他学科の友達もたくさんでき、大学生活での思い出も倍になりました。また、国家試験前にはお互いに頑張ろうと応援しあったり、他学科の友達の存在は励みにもなりました。

その他、大学生活で印象に残っていること
 国家試験前にコモンズで友達と教え合いながら勉強をした事です。時にはおしゃべりに夢中になってしまったこともありましたが、お互いに教え合いながら頑張ることができました。1人では絶対に国家試験に合格できなかったと思っています。

高校生へのメッセージ
 言語聴覚士は人と話すことが好き、人の役に立てるようになりたいと思う方は絶対に向いている仕事だと思います。患者さんが元気に自宅退院することができたり、感謝の言葉を頂いた際などの達成感や嬉しさは言葉では表せません!ぜひ言語聴覚士を目指して頑張ってください。

写真は国試前に先生の寄せ書きが入ったハチマキと、バンドでライブハウスで演奏しているところです。同期とは男女問わず仲が良く、お揃いのカチューシャをつけてよくUSJなどに遊びに行きます。とっても楽しいです!

USJと私
軽音、頑張ってました!
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