ニュース

学生ブログ

卒業生リレーエッセイ⑫

①京都光華の言語聴覚専攻を志望した理由
 私が高校生のとき進路で悩んでいたところ、母親が言語聴覚士を勧めてくれました。母親から祖父が病気で倒れて喋ることが出来なくなってしまったこと、口から食べることが出来なくなった時に言語聴覚士の先生が熱心にリハビリをしてくれたという話を聞きました。
 私はどうしたら話せるように、食べられるようになるんだろうと思い、言語聴覚士という仕事に興味を持ちました。
光華のパンフレットを見て、すぐに先生に相談できる環境や自宅から通いやすいことから京都光華女子大学の言語聴覚専攻を志望しました。

②大学の授業や大学生活で印象に残っていること
 私が印象に残っているのは定期テストや国家試験前の勉強です。空きコマを使って友達とテストに出そうな所を予想して問題を出し合ったり、勉強を教え合ったりしました。
 勉強を教えるのは難しかったですが、教えることでより自分の中で理解を深めることができ、とても力になりました。

③言語聴覚士の仕事のなかで、興味を持って取り組んでいる分野
 私は今、急性期病院で言語聴覚士として勤務しています。脳血管や呼吸器、循環器、消化器内科など様々な診療科に携わっています。中でも私は脳血管障害による高次脳機能障害や言語障害、嚥下障害に興味を持って取り組んでいます。
 最近ではパーキンソン病や進行性核上性麻痺など、神経変性疾患をもつ患者様のリハビリをしています。唾液が飲み込めない、食事が出来ないことにどう対応していくか悩むこともたくさんありますが、先輩方に相談し、アドバイスをもらいながら食事形態や環境調整、訓練に取り組んでいます。

④京都光華のおすすめポイント
 気軽に相談できる先生方がたくさんいることです。私はレポートを書くことが苦手だったので、学習ステーションにいる先生にレポートの書き方をたくさん教えていただきました。
 卒業論文も学科の先生に見てもらったり、就職で悩んだときは先生にすぐに相談することができました。京都光華女子大学はとても過ごしやすく素晴らしい環境です。

⑤高校生へのメッセージ
  言語聴覚士はまだまだ認知度が低いですが、とても重要な職種だと思っています。患者様が口からご飯が食べられるようになった、話せるようになったなど、どんどん元気になっていく姿を見ることのできる、とても達成感のあるお仕事です。
 今、進路のことで悩んでいる方、人の役に立ちたいと思っている方は、是非言語聴覚士という仕事に目を向けてみて下さい。

 

急性期病院でSTの同期はいませんが、年が同じの1年上の先輩と仲良くなりました!

就職した今も使っているテキストと、調べものをしたときの資料です