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授業紹介

管理栄養士・歯科医師の講義

1年生の「基礎ゼミ」では、毎年、臨床現場で言語聴覚士と連携して働く他職種の方をお招きして、講義をしていただきます。

 先日は、病院に勤務されている管理栄養士と、訪問歯科診療に力を入れておられる歯科医師から、それぞれの職種の仕事の内容と、摂食嚥下障害に対する支援において言語聴覚士とどのように連携しているか、お話を伺いました。

 管理栄養士の先生からは、「病院における連携について」、歯科医師の先生からは、「在宅医療における連携について」のお話を聞くことができ、他職種からみた言語聴覚士の仕事の重要性を伝えてくださる、貴重な機会となりました。
 11月に一日見学実習で初めて臨床現場を体験した1年生にとって、言語聴覚士という職業に対する意識をさらに高める機会となったようです。

以下は講義後の1年生の感想です。

・この専攻で勉強していると、PTOTの方との連携は見学実習でも学べたのですが他の職種の方との連携を学べていなかったので良い機会になりました。自分の仕事に誇りを持ち、何で自分がこの職業になりたいと思ったかの理由は、将来なったときに自分のモチベーションにもなるので大切にしていきたいです。
 またお互いの職業をリスペクトし、職に就いてからもお互いが学び刺激を受け成長できると思うので、今も楽しいですが職に就いてからも楽しみです。

・患者さんの食支援に多職種の連携がどれだけ重要なのかが分かった。専門分野によって視点が違うため意見交換をし、多面的に考えることができることが連携の良い所だと思った。また、そのためには、他職種との信頼関係を築くことも大切だと感じた。

・病院で働く管理栄養士は患者さんに必要な栄養を与える食事を考えていると思っていたけれど、患者さんの食べたいもの、希望にも寄り添い、意見を取り入れていると知って驚きました。在宅医療については全然知識がなかったので、初めて知ることだらけでした。
 「自宅で看取る」決定をされた患者さんのもとに支援に行くと、実際に人の死に直面することも多く、精神的にも体力的にもとても大変だと思います。それでもなくてはならない存在であることを知り、在宅医療について、これからもっと詳しく学びたいと思いました。

今回の気づきを大事にして、他職種連携による支援について在学中から学んでいってほしいと思います。

管理栄養士から「病院における連携について」

歯科医師から「在宅医療における連携について」