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卒業生リレーエッセイ⑭

1)言語聴覚士を目指した理由
 私が言語聴覚士という職業に興味を持ったのは、私の母が難聴で、聴覚障害をもった方と接する機会が多かったからだと思います。
 母は小さい頃から耳が聞こえなかったのですが、人の口元を見ながら、ことばを読み取り、自分も声を出して話しているのが私は不思議で、どうやって練習したのだろうと思っていました。
 母が小さかった頃は、言語聴覚士の方が発声の練習をしていたかは分かりませんが、今の時代で近い仕事は言語聴覚士なのかな?と思い、この職業を選びました。

2)大学生活の思い出
 一番印象に残ってるのは、国家試験勉強です。一人でも勉強していましたが、分からないところは友達と教えあったり、覚えることが多いので、頭に叩き込むように頑張りました。難しいことを学ぶのは大変でしたが、みんなで乗り越える一体感を味わえたことは楽しかったです。
 勉強以外にも、空き時間に京都観光をしたり、手話サークルを立ち上げたり、色んなことが経験できて楽しかったです。

3)現在の仕事の内容
 私は一般病棟、地域包括、回復期リハビリテーション病棟、障害者病棟がある病院で働いています。
 回復期リハビリテーション病棟では、一年中(365日)、PT・OT・ST合わせて毎日3時間、しっかりリハビリを行なっております(今度のお正月も1月1日は出勤なのですが、患者さんとお正月仕様の病院食の話や駅伝の話をするのは楽しみです)。STは脳血管疾患の方に多く関わり、摂食嚥下障害や構音障害、失語症、高次脳機能障害(注意障害など)に対してリハビリをしています。
 毎日の仕事は、正直に言うと本当に大変でしんどいな〜と思うことが多いです。患者様の人生の一部に関わらせてもらうことですので、責任もあります。しかし、食べられなくなった人や話せなくなった人が、私が関わることで少しずつ良くなっていかれるときは、頑張ってきてよかったな〜と思います。
 また、言語聴覚士は奥深い職業だと最近改めて感じており、もっと勉強していきたいと日々頑張っております。

4)高校生へのメッセージ
 私が言語聴覚士になる上で光華を選んだ理由は、四年制大学であること、京都観光ができることくらいで選びましたが、今思えば良い選択だったと思います。
 光華の良いところは本当にすごい先生達?なのに生徒との距離が近いことだと思います。勉強で分からないことは、分かるまで教えてもらえたり、勉強以外にも気軽に話せることです。そのおかげで勉強にも頑張れたと思います。
 言語聴覚士は難しい分野でもありますが、面白いことも多い仕事です。少しでも、進路の選択の中に入れてもらえると嬉しいです。

夜までみんなで勉強しました!

訓練、評価で使用してるもの①

訓練、評価で使用してるもの②