滋賀県立長浜北高校の2年生約300名に、「聴覚の魅力と不思議~豊かなコミュニケーションとは」というテーマでお話をしました。
毎年この時期に伺って今年で3回目。去年に引き続き雪の琵琶湖と長浜の美しい景色を道中で楽しみました。
最初の年は、片耳難聴の生徒さんが何人かおられるということから、片耳難聴の当事者である私に声がかかったのですが、そのことをきっかけにどの人にも大切な周囲との豊かなコミュニケーションに話題が広がり、人権学活のカリキュラムの一環として位置づけられています。
寒い中、教職員の方は広い体育館に予め暖房を入れてくださるなど、配慮していただきました。毎年感銘を受けるのが、この大勢の生徒さんたちがしっかりと顔を上げて聴こうとする態度です。
友達や部活仲間、家族のことに思いを馳せながら話を聞いてくれている様子がよく伝わります。マスクで顔の半分が隠れる状況の中でも、相手をわかりたい、自分を伝えたいという気持ちとちょっとした工夫やポイントなどについて、考えてもらえたことをうれしく思いました。
教員:高井 小織